菌ちゃん先生こと吉田俊道先生の【菌ちゃん農法】を実践中!
【菌ちゃん農法】には糸状菌の無肥料農法と、生ごみを使った有機農法があります。
今回の内容は!
- 無肥料栽培と有機栽培!実際にやってみたらどちらも良い!!
- 労力・栽培開始までにかかる期間・コストを5段階で比較してみた!
実際にやってみて、感じた事や労力、時間。かかったコスト。栽培開始までを比較して紹介します!
どちらの方法にもメリットがあるので、優劣をつける目的で比較したわけではありません。
やり方を混同しないためにも、違いを比べられたらいいなと考えています(^^♪
環境にも体にも良い行動を一緒にしていきましょう~
参考にしていただけたら嬉しいです。
実践してきた道のりを紹介!
私が家庭菜園を始めたのは、2023年3月。最初に取り組んだのは、生ごみの有機農法です。
生ごみ有機農法では、夏野菜にトマト・オクラを収穫。秋は、小松菜・春菊・小カブを収穫できるようになりました。
生ごみ有機農法と同時進行で始めたのが糸状菌の無肥料栽培です。
2023年5月に高さ50㎝の畝を作り、秋冬野菜に向けて準備をして半年経過。
11月には糸状菌の無肥料農法で、小松菜や小カブを収穫できるようになりました。
初心者の私でも、準備をすれば特別な道具や知識がなくても実現できました!
どちらも素敵な農法なので、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう(^^♪
実際にやってみたらメリット実感!
菌ちゃん農法を検索してみると、2種類の方法があることに気づきます。
どちらも魅力的なので、私は両方取り入れることにしました。
両方やってみて、感じたことはどちらも環境にも野菜にも、体にも良いという事
しかし、育つ菌ちゃん(微生物)は違うため、方法の違いを理解して自分にあった方法を選択しないといけません。
どちらも魅力的なので、違うプランターでやったり、畑を分けて挑戦するのもいいですね(^^♪
注意する点は、やり方を混同しないこと!!です。
次に、実際にやってみて感じたメリットを紹介します。
糸状菌の無肥料農法のメリット
糸状菌の無肥料農法は、自然界にある落ち葉や枯れ木を利用します。
私は、散歩途中に拾い集めました!
公園や山道、道路際などに、たくさんあるので収集に苦労しませんでした。
集めた自然物を土の中に混ぜ、マルチをすることで微生物にとって程よい環境を作ります。
土の中が菌ちゃんでいっぱいになり、野菜と繋がることで空気中の窒素を取り込み、無肥料で野菜が育ちます。
無肥料で育つ菌ちゃん野菜は、虫にも強い野菜!農薬の出番もなく収穫することができます。
化成肥料と農薬を使わないので、低コストで栽培できるのがメリットです。
捨ててしまう、落ち葉や枯れ木を集める作業は、体を動かすため健康になります(^^♪
中に入れた自然物は、数年かけて分解されて菌ちゃんのエサになります。
収穫後、耕して再度土作りをする必要がない。また、菌ちゃんの力によって連作障害も少なく済みます。
長い期間で考えると、楽に安全に栽培を続けられる農法というのがメリットです。
メリットをまとめると
- 落ち葉や枯れ木を土に混ぜ、循環させることで土も野菜も良くなる!
- 化成肥料、農薬を使わないので、低コストで栽培できる
- 自然界にあるものを循環させるため、環境に良い!
- 無肥料なので、追肥の心配をしなくてもいい
- 収穫後、土作りをする必要も連作の心配もしなくていい
生ごみの有機農法のメリット
生ごみの有機農法は、生ごみにひと手間加え、自作の有機肥料を作るところから始めます。
水分を多く含んでいる生ごみを処分するためには、多くの二酸化炭素を排出することになります。
生ごみは腐りやすいため、なるべく新しいうちに、細かく切って米ぬかボカシと自然海塩と混ぜて発酵させます。
実際に、私はタッパーやジップロックに作りためていますが1か月以上たっても、臭くありません。
という事は、腐敗せずに発酵している状態です。
生ごみを捨てずに循環させることで、肥料を作ることができ環境に優しい行動ができるのが最大のメリットです。
発酵させた生ごみは〔生ごみ漬物〕として元肥にしたり、追肥に活用します。
生ごみって腐りそう。心配だな…と思うんですが、塩を効かせた漬物にすることで、虫がわいたり土が腐敗へと偏りずらくなります。
準備するのは、米ぬかボカシと自然海塩のみです。
低コストで、安心な材料で自作の有機肥料ができます。
しかも捨てるはずの、生ごみを活用するためゴミ袋の節約にもなります(^^♪
糸状菌の無肥料栽培と違い、生ごみ有機農法は収穫後、また生ごみ漬物を混ぜて土作りをする必要があります。
やり方の違いを理解して、菌ちゃんが心地よく土の中で広がっていけるようにすることが大事です。
生ごみ有機農法のメリットをまとめると
- 生ごみを発酵状態にすることで腐敗しずらい
- 市販の肥料を買わずに、米ぬかボカシと塩のみの低コストで実現できる
- 生ごみを減らすことで、ごみ袋の節約になる
- 循環させる行動が、地球に優しく気分も良い
- 土の中に、乳酸菌や酵母菌が増えて土が良くなってくる
【菌ちゃん農法】無肥料・有機の栽培開始までを比較!
2つの農法を、プランターと畑で実践している私の独断と偏見で5段階評価をしました。
- 家庭菜園初心者の目線で判断
- 一人で作業をした場合の労力で判断
- 畑の作業規模は、〔長さ2メートル×幅1メートル〕で判断
では、早速紹介していきます。
準備の労力は違う?
労力比較結論は…
糸状菌の無肥料農法⇒★★★★★
生ごみの有機農法 ⇒★★★(市販のボカシを使った場合)
★★★★★(米ぬかボカシを手作りした場合)
判断理由はこちら
糸状菌の無肥料農法の労力 ★★★★★
- 栽培開始までに、枯葉や落ち葉、枯れ草を集めます(散歩しながら楽しく採集できます)
規模によりますが、長さ2メートルほどの畝のために約10㎏。1週間ほどで集められます。 - 畝を作る前に場所を確認します。
排水溝をどう掘るのか?現地を見て計画をします。 - 畝づくりが一番大変!!一人では重労働なので、協力してくれる人がいると安心。
(私は1人でやったので、やれなくはないです。。。)
高さ50㎝×長さ200㎝ほどの畝づくりに3時間ほどかかりました。 - 一雨あててから、マルチをかける作業は1時間あればできます。
- お疲れ様でした!あとは3か月待ったら栽培開始です。
生ごみ有機農法の労力 ★★★(市販のボカシを使った場合)
- 市販の米ぬかボカシを場合は、すぐに生ごみ漬物作りを始められます。
細かく切った生ごみに、塩とボカシを混ぜて空気を抜いて嫌気性発酵をします。 - 生ごみが出るたびに追加投入をして、最後の投入から1か月室温で嫌気性発酵をしたら有機肥料の完成です。
- 栽培の終わった土に、生ごみ漬物を3分の1程度、数回に分けて混ぜて分解させます。
- 1か月ほど、露対策・雨対策などをして管理したら栽培開始です。
無肥料農法は高い畝を作るのと、幅広マルチをかける作業が重労働!!
2メートルほどの畑で、一人での作業は大変でした…
作業の様子はこちらから▽
重労働になるので、暑い時期を避けて3~5月。真冬を除くと10~11月が作業適期だと思います。
一雨あてるんですが、梅雨の時期は大雨がきてせっかくの畝が崩れる事があります。
梅雨前にマルチをかけれるよう計画することをおすすめします。
米ぬかボカシを手作りすると難易度アップ!★5つになります!
市販の米ぬかボカシを使う場合は、手間がかかりません。
より低コストで、たくさん仕込みたい場合は、手作りすることをおすすめします。
手作りするのは手間がかかりますが、楽しく作業できましたよ(^^♪
米ぬかボカシを手作りすると難易度アップ!! ★5つ!
★米ぬかボカシを手作りする場合は、15キロの米ぬかを加工するのに1時間半。
発酵するのに夏は10~14日。冬は1か月かかります。
★完成したボカシは、1年以内に使い切りますが管理方法が大事です。
ジップロックに小分けにしたり、空気を遮断できるように管理をします。
★湿り気が多いなら、天日干ししてから小分けにするなど手間がかかります。
米ぬかボカシの作り方はこちらから▽▽
生ごみを土に混ぜる!ポイントをおさえないと失敗します!
土に混ぜる作業自体は、簡単で短時間で終わります。発酵が完了するのに1か月時間がかかるだけです。
でも!夏場はポイントを守らないと、【大量のうじ虫】が発生しかねません(*_*;
私は、実際に大量発生して、栽培開始までさらに2か月かかる羽目になりました。
余分に時間がかかるし、大量発生しているという事自体、気分が良くないですね…
気になる方は、参考にしてチャレンジしてみてください
栽培開始までにかかる準備期間は?
準備期間を比較!の結論は…
糸状菌の無肥料農法⇒★★★★ (3か月半)
生ごみの有機農法 ⇒★★★ (2か月半)
糸状菌の無肥料栽培は、枯れ木などの有機物を糸状菌が分解、土の中に入っていくのに3か月かかります。
生ごみの有機農法は、まず生ごみを発酵させるのに時間がかかり、土に混ぜ分解されるのに時間がかかります。
微生物がたくさん生活できる環境を作るのには、時間がかかることがわかりますね(^^♪
市販されている、鶏糞・有機石灰などを元肥として利用した場合、土に混ぜてから1か月かかる場合が多いです。
市販の有機肥料と比較すると…?
糸状菌の無肥料農法は3か月半かかるので、2か月半ほど長くかかります。
生ごみの有機農法は2か月半かかるので、1か月半ほど長くかかります。
準備期間の内訳はこちら▽▽▽
糸状菌の無肥料農法の準備期間 ★★★★
【合計期間】3か月半
\内訳を紹介/
- 自然物を集めるのには約1週間
- 畝づくりに3時間(規模によります)
- マルチをかけるのに1時間(規模によります)
- 寝かせるのに3か月(規模は関係なく同じ)
生ごみ有機農法の準備期間 ★★★
【合計期間】2か月半
\内訳を紹介/
- 生ごみ漬物作りに1か月半
- 土に混ぜで分解を待つのに1か月
かかるコストを比べると?
かかるコストは、規模によりますがお値打ちでチャレンジしやすいです!
市販の肥料は物価高の影響もあり、年々値上がりしていますね。
それとは違い、2つの農法は低コストでチャレンジできます。
無肥料栽培は、枯れ木などは無料なのでマルチとマルチキーパーを購入する必要があります。
生ごみ有機農法は、自然海塩とボカシ(市販か手作り)を準備します。
コストを比較!の結論は…
糸状菌の無肥料農法⇒★★(マルチ・マルチキーパーの費用で1000円ほど)
生ごみの有機農法 ⇒★★ (市販ボカシ300g・約850円)
★ (手作りボカシ場合300g・約20円)
糸状菌の無肥料農法のコスト
用意するマルチは、高い畝にかけるため幅が180㎝あるものを準備する必要があります。
ホームセンターにない場合は、🔗菌ちゃんふぁーむの通信販売で購入可能です!
私が実践した、長さ2メートルの畑でかかったコストは約1000円でした!
値段の目安
【マルチ】10メートル370円(使用したのは150円分くらい)
【マルチキーパー】10個(ホームセンターで800円くらい)
生ごみ有機農法のコスト
市販品の場合
楽天で300g・850円(2023年3月)で購入しました。
300gだと少ないため、広く栽培したい方にはコストがかかってきます。
🔗菌ちゃんふぁーむの通信販売では、3.5㎏で450円で販売されています!
マルチも米ぬかボカシも、良心的なお値段で助かります(^^♪
手作りする場合
米ぬかは精米機で無料で入手できますし、お米屋さんでは15㎏500円で購入できました!
微生物液セットは、菌ちゃんふぁーむの通信販売や、EM培養液を購入して使用します。
菌ちゃんふぁーむの微生物液セットは、15㎏の米ぬかに使い切れる量で350円。しかも説明書付属。
初心者の私でも迷うことなく作業できたので、おすすめです!
菌ちゃんふぁーむのホームべージには、土作りの動画へのリンクなど情報があります。
販売されているものは、きっと気軽にチャレンジしてもらうために低価格で設定してあると思います。
興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^♪
まとめ
今回は、糸状菌の無肥料農法と生ごみの有機農法。
2つの菌ちゃん農法を実践している私の独断と偏見で比較をしてみました。
結論は、どちらの農法も魅力的!!でも、やり方が違うので混同しないのが大事です。
捨てるはずの生ごみを活用したり、道端に落ちている落ち葉や枯れ木を循環させる行動は、環境にも優しく素晴らしいですね。小さな行動ですが、コツコツやって土作りの時だけ頑張れば、市販の肥料を使わず野菜が栽培できます。
メリットを感じることが多い行動をすることで、気分も良く作業できるます(^^♪
労力・期間・コストを総合的に比べると。。。
糸状菌の無肥料農法⇒★★★★ (力仕事がある・栽培まで3か月半・低コストでできる)
生ごみの有機農法 ⇒★★★ (ひと手間かかる・栽培まで2か月半・低コストでできる)
低コストでどちらも実現できるので、環境に優しい方法で野菜を栽培したい方は、どちらが自分にあっているかを選択してチャレンジしてみてください(^^♪
ご覧いただきありがとうございました!!
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