吉田俊道先生の菌ちゃん農法の魅力に気づき
生ごみを利用して夏野菜が収穫できました!
なぜ菌ちゃん農法を始めたかというと…
安心で元気な野菜を作る
農法・循環できる農法を探していたら
生ごみを活用する菌ちゃん農法がピッタリだったからです!
いくつか家庭菜園のノウハウ本に目を通しましたが、
化成肥料を使う、虫がついたら薬品を散布する・・・
でも、肥料や薬品の値段を見ると
『野菜を買うよりむしろ高い!しかも、安全性が下がる』と感じました
生ごみを腐敗させず発酵させて
循環した栽培方法ができるのが菌ちゃん農法です
メリット・デメリットが分かればチャレンジしやすいですよね!
生ごみって、少し置いておくだけで悪臭を放ちますから・・・(不安)
毎日出る生ごみを減らせたら、良い事だらけな気がしますね~
実際にやってみて感じたことをまとめました!
自己紹介はこちらからご覧いただけます▽
生ごみ堆肥は有機肥料
堆肥とは有機物を微生物に分解してもらい、
その栄養を植物が吸収しやすい状態にしたものです
生ごみには窒素(豆・肉などに多く含まれている)と
炭素(お米やじゃがいもなどの皮)の栄養素が含まれています
生ごみの有機物を分解することで、
循環した肥料を作ることができます
田畑で野菜を育てて収穫を繰り返すと、土の中の栄養素はだんだん減っていきます
人が堆肥を自作して土に加えれば、
『小さな循環』『リサイクルの輪』ができますよね!
では、実際に生ごみリサイクルをしてみて感じたことを紹介していきます!
生ごみ堆肥の【メリット】5つ紹介!
生ごみが減ることでゴミ袋節約
私の住んでいる岐阜県の○市は、ごみ処理代が高いです
週に2回、ごみ収集車がきますが、ざっと計算してみると
1週当たり約100円
ひと月で約450円の処理代がかかっています
年間、約5400円!!
その半分が、キッチンから出る生ごみです
生ごみの排出量が減れば、ごみ袋代の節約になります
ゴミ袋の量が半分になれば、5400円が2700円。
年間、2700円の節約になる計算です
生ごみの悪臭がなくなる
生ごみって、暑い季節はにおいますよね…
私は、生ごみ(野菜のみ)を細かく切って
1日分を米ぬかボカシに混ぜています
大きなタッパーに入れて
内蓋をして密閉し冷蔵庫で発酵させています
(冷蔵庫に入れなくても大丈夫ですが、猫がいるため食べ物は全てしまっています…)
いっぱいになるまで追加して10日は置いておきます
中身は、ほんとに臭くないです!!
少し酸っぱいようなお漬物のにおいがする程度で
悪臭ではありません!!
実際に生ごみを漬物を作った記事はこちらです
コンポストでやる方法もありますが、私は選択しませんでした
コンポストを選択しなかった理由
- こまめに(できたら毎日)混ぜる必要がある
- 1~2か月熟成させなくてはいけない
- 電動式の生ごみ処理機は高価で電気代がかかる
(市の補助が適応されますが…それでもお高いです) - 外に配置する場合は、虫が入らないよう気を付ける必要がある
生ごみ漬物を選択した理由
- ご近所さんへの影響を心配して【生ごみ漬物】を
室内(冷蔵庫)で作れば迷惑にならない事 - 生ごみを漬物にすることで、
土に入れたら混ぜる必要がないから楽な事 - 一気にたくさんの量ができませんが、
自宅前でのプランター栽培に使うには十分な事 - わざわざ外に出る事なく、
キッチンで完結するからやりやすい事
家にあるタッパーできるので、低コストで始められます
米ぬかボカシは市販品もあります(500g約500円くらい)
私は、米ぬかと微生物液を購入して
15㎏分、850円で作りました!
それで1年分はありそうです
米ぬかボカシは簡単にできます▽▽
家庭菜園や花の栽培に活用できる
堆肥は質の良い土壌にする効果があります
野菜や花が元気に育つので、活用出来たら素晴らしいですね!
私は、【生ごみ漬物】を作ってから土に混ぜて堆肥を作りました
作った堆肥は肥料成分の濃度が高いため
気を付けて使用しないと、根を傷つけてしまいます
堆肥を栽培に使う時の注意点
- 土と堆肥を混ぜて使う(窒素濃度を下げる)
- 直接、根に当たらないように離れたところにまく
市販されている肥料は、【窒素・リン酸・カリ】の三要素が入っています
生ごみ堆肥には、使う野菜の種類も変わってくるため
市販品のように安定した栄養素にはなりません
でも、家庭菜園は様子を見ながら試行錯誤するのが醍醐味でもあります
微生物の力で土や野菜ができたら素敵な事ですね!
元気な野菜が育ち、食すことで自分も元気になる
実際に、生ごみ堆肥で栽培をしてみましたが、
本当に元気な野菜ができました!
生ごみに含まれる窒素と炭素で、野菜が活発に育ちます!
安全な肥料を使用しているので、安心していただけます
元気な野菜には、虫がつきづらいくらい栄養価が高いです
逆に、虫がつく野菜は、元気がないから栄養素も低く
虫に食べられてしまいます
生ごみを分解する菌と繋がった
元気な野菜を食べる事で、人は元気になれます
堆肥づくりに使う野菜の残留農薬はいいのか??
生ごみの農薬は気にしない!
- 農薬は微量なので微生物が活動できる!気にしなくても大丈夫
- 農薬を気にして捨てる行為の方が、害が大きい!
(生ごみを焼却するのに、大量の二酸化炭素を排出する方が悪影響)
循環の輪を作るために、一人一人が(たまにでもいい!)が
生ごみを捨てずに農薬や化成肥料に頼らない栽培をしたら
質の良い土や野菜にあふれていきます
小さな循環の輪が積み上がることで
よりよく変わっていきます
環境に関心を持つことで行動がかわる
生ごみを循環させて、土に戻すという行動は
SDGs(持続可能な開発目標)へと繋がります
生ごみは水分含有量が80%もあり、
焼却処分するのに大量の二酸化炭素を排出します
昨今の異常気象は、温暖化が原因のひとつにあります
生ごみ循環のメリット
- 生ごみの排出量を減が二酸化炭素の排出減に繋がる
- 生ごみの炭素を土に戻すことで、炭素が循環できる
家庭で出る生ごみを捨てずに、堆肥化する行動がきっかけになり、
興味がわいてきて環境にやさしい行動が連鎖していきます
私は調べていくうちに、多くのメリットに気づきました
一人一人が少しの手間を加えるだけで、大きな変化になります
生ごみを焼却処分すると灰になり、その灰には微生物がいません
微生物がいないと、自然も人も健康でいることがでないので
環境も人の健康もどんどん悪化してしまうのです…
微生物の働きで発酵した、納豆・キムチ・醤油・みそなど
体に良い食品は微生物なしではできないよね!
微生物って人にとってすごく大事な存在だね~
生ごみ堆肥【3つのデメリット】
新鮮なうちに処理をするのが面倒
お仕事・育児をされている方、日々忙しいですよね
毎日、料理すらしたくないのに、生ごみを処理するまでは手が回りませんね・・・
私は正社員で働き、週末は子供の野球応援とバタバタです
水分が多いと虫がわいてしまう場合がある
暑い時期は、特に生ごみは臭いが気になります
1日でも三角コーナーに置いておくと
ハエがきたり、ぬるぬるになります
古くなった生ごみ・水分が多い生ごみを堆肥化すると
どうしても虫がつきやすくなります
私は、うじ虫がわいてしまったことがあります
うじ虫は、腐敗したものが好きです
分解してくれているからいいんだけど…
気持ち悪いよね~…
生ごみと土を定期的に混ぜる手間がかかる
新鮮な生ごみを土に入れたら、
空気を含ませる必要があります
混ぜずにおくと〔悪臭〕の原因になります
生ごみの有機物を微生物が分解すると堆肥になりますが
その時に、人が手を加えるとこで発酵が早く進みます
有機物の分解・好気性発酵には空気が必要!!
だから混ぜなくてはいけない
デメリットには対策がある!!
面倒→対策①調理のついでにまとめる
調理のついでに細かく切って一日分まとめて処理すると難易度が下がります
私の手順を紹介すると・・・
- 生ごみをボールに入れていく
- 包丁で切る・ハサミで細かくカットする
- ボカシをざっとかける(きなこもちくらい)
- タッパーに素早く投入
- 内蓋をして空気を遮断!
- 冷蔵庫でしばらく放置
この作業工程にかかる時間は、ものの数分です
習慣化してしまえば、あまり苦になりません!
最初の1週間、できる日だけでもチャレンジしてみるといいです
虫がわく→対策②ボカシの発酵熱を利用
米ぬかボカシを混ぜたら発酵熱で対策できます
うまく発酵が進むと、土の温度は40度になることもあります
そうなると病原菌や、虫にとっては住みづらい温度なので死滅します
ボカシは市販品もありますが、古いものの場合があります
自分でも簡単に作ることができます!!
発酵が進みやすいように、ボカシを入れたり、油粕をいれるという工夫をしたら
虫対策・病原菌対策ができます
簡単に米ぬかボカシを作ることができますよ~
工程作業は、からどうぞ こちら
手間がかかる→対策③漬物にしたら混ぜなくていい
生ごみを漬物にしたら、定期的に土を混ぜる必要がなくなります!
なぜかというと…
生ごみ漬物は、発酵させて腐りにくくしているから
心配な場合は、途中で土を混ぜてみてもいいです!
私は、6月に3週間ほど土に混ぜて放置していました
見事に固形物がない、生ごみ堆肥が出来上がっていました
肥料濃度が高いため、根に接しないように追肥として活用することができました
まとめ
生ごみを堆肥化するメリット・デメリットをまとめました
メリット
- 悪臭からの解放
- ゴミ袋代の節約
- エコな行動が自分を変えていく
- 安心な肥料を買いに行かずに使える
- 元気な栄養価の高い野菜を食べて健康になる
デメリットには対策法を!!
- 面倒→できる時にやるだけでもいい!1日分まとめて処理しよう
- 虫→発酵熱を利用したら予防できる!米ぬかボカシを活用しよう
- 土を混ぜる手間→生ごみを発酵させて〔生ごみ漬物〕にしてからだど混ぜる必要がない
実際に生ごみを堆肥化して、土作りと追肥をしても利用しています
典型的なO型の大雑把・社員勤務の私でも、
できる時のスキマ時間にさっとできました!!
気になるけど、できるかな不安な方でもきっとできます
私ができたくらいですから・・・(^^♪
環境について考えたり、小さな行動がきっかけで変わることが何よりもメリットになると思います!
参考にしていただけたら嬉しいです
ご覧いただきありがとうございました
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