失敗したくない!【雑草堆肥ができるまで】3か月、実際やったらこうなった

秋から冬、道端や公園、庭にはたくさんの落ち葉。
集めては燃えるゴミに捨てていました…しかし!!
菜園を始めてからは、庭の雑草も、剪定した木も一切捨てなくなりました(^^♪
大量にある落ち葉は、少し手をかけて時間をおくことで、菜園に役立つ堆肥へと変わります。

でも、初めてやる場合、スペースが狭い場合はいろいろ心配ですよね。

堆肥って失敗しない? 
畑がなくてもできる?? 
実際にどう変化していく??

実際にチャレンジして3か月がたちました。さらに春から夏に使えるように新たに仕込みをしました!
そんな私が実際にやってみて…畑がなくても、大きめの容器があればできるし、堆肥は失敗せずゆっくり分解される!という事が分かりました。

今回の内容は

  • 実際にやってみたら、ゆっくりと分解されると分かった
  • 畑がなくても、容器やプランターでも堆肥はできる!
  • 落葉や細い枝を入れる場合は3か月以上かかる!

\自己紹介はこちらから/

目次

【ゆっくり分解が進む】雑草堆肥

実際にやる前は、プランターでもできるのか?と不安でした。
でも、発酵できる環境があれば、山道の道端で堆肥化している落ち葉のように、時間をかければ堆肥化できますね。
しかし、我が家には畑がなく、住宅街で両隣には民家があります。
虫や臭いで、近所迷惑をかけるわけにはいきません!!不安ながらチャレンジしました。
結果は、畑がなくてもプランターや容器で堆肥ができる!という事が分かったので紹介していきます。

はじまりはここから【8月中旬】

剪定後の木の残骸と、雑草をしばらく野ざらしにして乾燥させました。
米ぬかボカシと、草や落ち葉や細い枯れ枝を何層かに積み重ねて、水をかけてマルチをしました。

\米ぬかボカシとは?作り方はこちら/

できたら1~2週間に一度、かき混ぜて空気にふれさせることで、好機発酵を促進させます。

雑草堆肥の作り方・効果の記事はこちら

1か月経過【9月中旬】

残暑が厳しい中、発酵が進んでいきます。
米ぬかに寄ってきたのか、小さな虫が数えきれないほど発生しました!!
気分がよくないため、写真は撮っていません(*_*;

小さな虫の正体は、うじ虫(おそらく米ぬかボカシに寄ってきた)
それと、ワラジムシとダンゴムシ(落ち葉などの有機物に寄ってきた)がたくさんいました。

虫は厄介者??

うじ虫、ワラジムシは【よき分解者】とも言われている!!
見た目で嫌がられますが厄介者ではなく、循環を手伝ってくれています!


見た目が良くないため、ギョッとしましたが、調べてみると良い役割をしてくれるし時間がたつといなくなるとのこと…!
でも、もしかしたら腐敗に偏りかけて、寄ってきた可能性があります。
空気が少ないと嫌気発酵が進み、腐敗に偏りやすくなります。
マルチで覆って、たまに混ぜて好機発酵が進むように、さらに1か月たつのを待つことにしました。

2か月経過【10月中旬】

雑草や落ち葉を、入れた時に比べてカサが半分以下になりました!
土のような見た目、土のような臭いに変化してきています。
相変わらず、小さな虫は無数にいますが、あまり気にしません。

カサがかなり減ったという点から、大規模でやる場合はかなりの量を仕込む必要があると感じました。
私は、使うのを急いでないし、もう少し量が欲しいという判断から、追加投入することにしました。

追加投入をする場合

  • 雨ざらしにして乾燥させておいた、雑草と落葉を追加投入して天地返しをする。
  • 水分が足りないようなら、水をまく。発酵促進のため米ぬかを追加投入する。
  • 追加投入した分がしっかり分解されるのを待つのには、2~3か月待つことになります。

3か月経過【11月中旬】

堆肥作りから3か月。そして追加投入をしてから、1か月がたちました。
分解がかなり進んで、土のような粒がたくさんできています。
おそらくこれが団粒化なんだろうなと思います。

\団粒化とは?/

だんご状になった大小の土の塊がバランス良く混ざり合っていて、適度な隙間がたくさんつくられています。土が柔らかく通気排水に優れ有用微生物が多く繁殖しており作物の生育に適しています。

団粒構造とは? 植物が良く育つ土壌に必要な要素と土の作り方 | コラム | セイコーエコロジア (100nen-kankyo.jp)



無数にいた小さな虫は、見当たらなくなりました!!
分解するものが無くなり、役割を果たすといなくなるんだと実感しました。

虫の残骸はありますが、それも次第に分解されていきます。
追加投入した分の、雑草がまだ残っている様子がありますが、ヘドロ臭もカビ臭もせず堆肥化が進みました!

細い枝のみ入れたんですが、やはり枝はなかなか分解されません。
堆肥は、春先まで使う予定がないので、枝の分解を進めるために小さく折り混ぜておきました。

堆肥づくり成功?失敗?チェックポイント

堆肥が出来上がったかどうかをチェックするために、見た目・臭い・感触で判断をします。

見た目の判断基準

完熟した堆肥は、中まで色が黒くなっていることで判断できます。
まだ形が残っている場合は、未熟なので空気を含まるように混ぜて、もう少し期間をおきます。

臭いの判断基準

かび臭が、少しする分には使える堆肥になっています。
土のような匂いがする場合は、うまくいったという判断ができます。

ヘドロ臭・腐敗臭がする場合は腐敗している可能性があります。
さらに、土や雑草を追加投入してさらに期間をおきましょう!

感触の判断基準

触ってみて、ぽろぽろと粒状になっていたらいい具合だという判断ができます。
ベトベトしていたり、逆に乾燥しすぎてボソボソしていたら良い状態とは言えません。
資材を水を調整して、さらに期間をおく対策をしましょう。

良い状態の堆肥はこう使う!

私は、枝がまだ未分解のため春先まで置いておくことにしました。
雑草メインで作った場合は3か月で完熟することもあります。
もし、雑草堆肥ができたら、プランターの土のカサ増しに使う。
または、土の表面に広げて土壌改良剤として使う事ができます。
完熟していないと虫が寄ってきたりするので、完熟したものを使うようにしましょう!!

何年もかけて土がだんだんと浄化されていき、有用微生物がたくさんいる土へと変化していきます(^^♪

特別な場所は必要ない!省ペースでできる!

畑でやる場合は、容器を使わずに野ざらしかブルーシートを被せてやることができます。
住宅街などで、そういったスペースがない場合でも堆肥づくりはできます。

実際に、大きめのプランターで問題なく作ることができました。

調べてみると、培養土の入っていた袋で実践されている方もいるようです!
畑や広い場所でなくても、狭いスペースでも実現できます。
心配な点、虫については米ぬかを使うと、やはり発生しやすくなります。
気になるなら、マルチで覆って、空気不足にならないように何度か混ぜるという対策をしましょう(^^♪

落ち葉や細枝は6か月~1年かかる

やってみて感じたのは、落ち葉や枝(細い)は半年から1年はかかります!
細いから大丈夫だろうと思って混ぜましたが、3か月では形がしっかりと残っています。
しかし、かなりもろくなっているので、細かく折って混ぜる事で分解が促進されるはず!!

枝や落ち葉は、完熟するのに
半年以上かかります!

春先に使えたらいいので、さらに期間をおくことにしました。
初心者、しかも自宅に畑がなくても堆肥づくりはできると体感できました!
この先も、自宅の雑草、木くずを堆肥化してプランター菜園に活用していきます(^^♪

まとめ

初めての堆肥づくりに挑戦してみて、こんな心配がありました。

堆肥って失敗しない? 畑がなくてもできる?? 実際にどう変化していく??

結論は、堆肥づくりは、畑がなくても失敗せずにできます。
ただ、入れる材料によって完成するまでの期間が変わってきます!

雑草だけの場合は、早ければ3か月。細い枝や落ち葉を使った場合は、6か月~1年はかかります!
時間がかかりますが、ゆっくりと分解されていくので大丈夫です。

途中、分解者の小さな虫がくることがありますが、問題はありません。
臭いがヘドロのような、腐ったような感じであれば良い状態ではないです。
そうならないためにも、たまに空気に触れさせて好機発酵ができるようにしましょう(^^♪
多少の虫がやってきても、近所迷惑にもならず3か月もすればいなくなります。
時間をかけてゆっくりと作っていきましょう!

完成したら、プランターのカサ増しに使ったり、土壌改良剤として表面にまいて使います。
年々、土が良くなり有用微生物が増えていくことで浄化されていきます(^^♪

ご覧いただきありがとうございました!

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