無肥料栽培で元気な野菜を作る菌ちゃん農法!
自然物をふんだんに使って
菌ちゃん(糸状菌)と繋がった土を作ることがポイント
①自然物を集めて準備をする!!
実際やる工程は??
いろいろと大変そうだわ・・・
(過去の私の、心の声です)
実際にやってみて感じた感想▽
菌ちゃん農法は準備さえしてしまえば、あとは軽作業なんです!!
まずは、菌ちゃんのエサを楽しく集めていきましょう~
自己紹介はこちからかご覧いただけます▽
集める物の種類
大きな丸太を畑に入れている様子は、
菌ちゃん農法の特徴のひとつです
一般的な家庭菜園で大きな丸太を使うのは大変ですね
それに、栽培環境はそれぞれ違うので
戸惑う方も多いのではないでしょうか
畑・プランターでやる場合で共通しているのは自然物を集めることです
糸状菌(きのこなどの菌をまとめてそういいます)の好きな自然物を集めましょう!
自然物とは…▽▽▽
枯れた木
落ちている枯れた木や枝を集めましょう
木の種類は何でもいいですが、
切りたての新しいものは避けましょう
新しい木には抗菌成分(フィトンチット)があり、
菌にとって食べずらいです
雨ざらしによって、朽ちかけてきているものを選びます
菌ちゃんがついているものがあれば最高です
茎がかたい草
セイタカアワダチソウ、ススキなどの茎が硬い草を集めましょう
茎が硬いものは、空気が入るため糸状菌にとって活動しやすい環境が作れます
大きいままだと、重ねた時に空気が入りすぎるため
10~20センチに切りながら集めるといいです
草は乾燥させよう
草も糸状菌は食べてくれますが、
緑のままの草を利用すると腐敗しやすくなるため
乾燥させておきましょう
竹は生でもいい
竹は唯一、生のままでもいいです
生のままでも菌ちゃんが食べやすいのです
日の当たるところにおいておき、10~20センチにきっておきましょう
必要な量・大きさについて
目安は1㎡あたり5㎏
必要となる量は厳密に決まってはいません
木や落ち葉、様々なものを集めましょう
目安として▽▽▽
畑1㎡につき→ | 乾燥したものを5㎏ |
土の上に乗せた時→ | 地表から10㎝ |
菌ちゃんの食べる物が少ないと毎年補充しなくてはいけなくなります
多すぎる分には困りませんので、たくさん集めましょう!!
集めたものは切りましょう
大きさは10~20㎝に切っておきます
枯れ木は簡単に手でも折ることができますので、
集めながら折っていくといいです
大きすぎると空気を含みすぎてしまうため、
10㎝ほどに切ることで程よく空気を含み
菌ちゃんが住みやすい環境ができます
小さく切ることで空気をほどよく含み
菌ちゃんが元気でいられるよ~
竹炭・木炭・有機石灰はあるといい
全く畑をやっていない土を利用する場合は注意が必要です
なぜならば
pHが酸性になっていることが多いからです
全く畑をやっていない土で栽培する場合は、pH測定キットを使ってみるのもいいです
酸性になっているようなら炭や有機石灰を混ぜましょう
畑をやっていた土や、使い古しの腐葉土、山の土を利用する場合はわざわざ準備する必要はありません
有機石灰の効果
有機カキ殻石灰は酸性の土壌改良に有効です
酸性の土を中和してくれる効果が期待できます
適量を土の全体にをよく混ぜましょう
竹炭や木炭の効果
竹炭や木炭(小さく砕いたもの)を入れる事も有効です
土の中の有用微生物や、排水がよくなることと、酸性を中和する土壌改良の効果があります
pHが急に上がってアルカリ性になりすぎると野菜の生育に影響が出るため、
一度、雨ざらしになったものを利用することがポイントです
雨ざらしにすることで効果がマイルドに出てきます
自然物を集める場所について
枯れ木や落ち葉、枯草を利用して土作りをするため、たくさん集める事が必要です
集めたものは、できたら木・落ち葉・枯草くらいに分けておくのがいいです
理由は、下から木→硬い草→落ち葉の順に土に乗せていくためです
集めたものは、雨ざらしにしておきましょう
ほどよく湿ったものを土に混ぜる事で菌ちゃんが食べやすい環境ができるよ~
山は最高の収集場所(私有地の場合は注意)
近くにある山に足を踏み入れると、道路際に落ち葉や枯れ木がたくさん落ちています
集めようと思って気にして歩いてみると、けっこうあります!!
私有地の場合、持ち主に許可を得ることができるならそうしましょう
落ち葉や枯れ木を拾っていて嫌がられることはあまり無いかと思います
ベストスポットは溝!
拾い集める事で掃除にもなりますし、喜ばれるのではないかと思います
近所の道路際や、山道の溝を気にして見てみてください
実際に私も大半を溝付近で集めてきました
都会の方は公園で収集
公園の木のまわりや、吹き溜まりを見てみると落ち葉があります
まとめ
菌ちゃん農法には、枯れ木・落ち葉・草などの自然物が必要になります
山や公園に出かけて、様々な種類を集めておきましょう
新しい木は抗菌成分があり、菌ちゃんが食べづらいため枯れているものがいいです
保管場所は、雨ざらしで可能であれば種類ごとに分けておきます
土作りをするときに、分解しずらいものを下に軽くて分解しやすいものを上に置くためです
だいたいの量ですが、1㎡あたり5㎏が必要となります
たくさんある分には困らないので、散歩のついでに拾っていきましょう
ネット検索でも情報は得られますが
オンライン講座では、改良されている菌ちゃん農法を知ることができます
興味のある方は、参考にしてみてください
次回は、『菌ちゃん農法②畝づくりの前にする3つの事』です
実際に、畝を作る作業は『菌ちゃん農法③実践!!畑での畝づくりのやり方まとめ』です
ご覧いただきありがとうございました
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