自然物をたくさん土にのせて、糸状菌の力を借り無肥料で栽培する菌ちゃん農法!
特別に必要な物はありません!
大きなプランターと、底に敷く軽石。あとは、たくさんの自然物〔落ち葉、枯れ木、枯れ草〕を集めるだけ。
マルチをかけて、心地いい環境を作って時間をかければ、菌ちゃんが育ちます。
とはいえ、こんな疑問や心配があります…▽
ほんとに栽培できる土ができるの?
虫がわいてこない?
畑でやるのとプランターは環境が違うし、できるのか不安。自宅前で虫が出ても困るし…
と心配をしつつチャレンジ!…
結果は、虫が湧いたけど3か月たつと消えて栽培開始できました(^^♪
今回の内容は
- 菌ちゃんはすごい!!菌ちゃん土作りのやり方のおさらい
- 実践!3か月の土の変化
- 土ができたら、栽培に挑戦!
自己紹介はこちらからご覧いただけます▽
菌ちゃんの役割は?土作りのやり方をおさらい
菌ちゃん農法には欠かせない、【菌ちゃん】の存在。
菌ちゃんは、人にとっても土にとっても、大事な働きをしてくれます。
人の腸内が良い菌であふれると、元気になる。
それと同じで土の中も菌ちゃんがたくさんになると、野菜が元気になる!
そんな菌ちゃんの働きと、プランターでの土作りについてさらっとお話します(^^♪
糸状菌【菌ちゃん】の役割はすごい!!
菌ちゃん先生こと、吉田俊道先生がいう〔菌ちゃん〕は糸状菌のことを言います。
まずは糸状菌が落ち葉や枯れ木を分解し、様々な微生物が共生していきます。
微生物と野菜が繋がることで、無肥料でも野菜が育つというけれど…ほんと?
それが、育つんです!!
実際に、畑で収穫できた菌ちゃん野菜は色鮮やかで、虫食いが進行しない元気野菜!!
味も色も濃くて、生命力の強さを感じます(^^♪
虫は弱っている野菜を好んで食べるそう…虫が食べる野菜ほど美味しい野菜というのは違うんです。
元気な野菜は、生命力も強く、栄養価が高くて虫が消化収集できない。だから虫食いが進行しずらい。
そんな野菜を食べたら、人が元気になれるというのも納得できます。
自然にあふれている落ち葉や枯れ木を利用して、プランター実現できるのならやってみたくなりますね(^^♪
プランターで無肥料栽培のやり方
自宅前のプランターでも、無肥料栽培を実践したい場合。
畑と同じで落ち葉や枯れ木を利用します!
\準備するもの/
- 古い培養土・山で採取した腐葉土
- 自然物の菌ちゃんのエサ(枯木・枯草・枯葉)
- 黒マルチ
- プランター容器(深さがしっかりあるもの)
- 底に敷く資材(軽石・もみ殻)
畑と違うのは、プランター容器と、底に入れる資材が必要なくらい。
作業時間は1時間もかかりませんし、低コストで気軽にチャレンジできます!
畑と同じで3か月、マルチをして菌ちゃんが住みやすい環境を整えましょう!
詳しいやり方はこちら
プランターの土の変化
プランターにマルチをかけたら、あとは放置するだけです。
途中でかき混ぜる必要もありません。
でも、中がどうなってるのか気になりますよね??
月に一度、マルチを剥がして様子をみたので紹介していきます(^^♪
まずは、最初に仕込んでマルチをかける前の様子がこちら▽
1か月経過
ボリュームダウンして、上に乗せた土が枯草のすき間に入って沈みました。
土が湿っていて、土作りが進んでいる様子です。
枯草をめくってみると、小さな虫がちらほら見えます。
小さな虫の正体は、ダンゴムシとワラジムシ
\ダンゴムシの働き/
広範囲の土壌に生息して分解者の役割を担い、土壌形成上、一定の役割を果たしているものと考えられており、食性と生態から自然界の分解者という要素が強い。
ダンゴムシ – Wikipedia
\ワラジムシの働き/
ワラジムシは生きている植物を食すことは少なく、枯れ葉、昆虫の死骸、腐葉土などをエサとしている。そのため植物に対する害虫という位置づけよりも、むしろ「よき分解者」と呼べる存在であり、重要な役割を担ってくれている。
ワラジムシ – Wikipedia
どちらも、分解者として重要な役割を担ってくれています(^^♪
見た目は、ギョッとしますが害はないので様子を見守っていくことにしました。
糸状菌は見当たりませんが、虫たちの働きにも期待して待つことにします。
2か月経過
たくさんいた、分解者のダンゴムシとワラジムシ。
2か月経過しても、まだまだ虫たちが大量にいます。
上に乗せた土はさらに沈み、枯草や枯木は分解されて土に混ざっている様子です。
こんなに虫がいて、大丈夫なのか??と不安になるほど…
2か月経過して虫がたくさんいる!!大丈夫なの?
大量の虫がいると不安ですよね。
土作りが進む段階で、有機物を分解するために虫がやってくることがあります。
糸状菌などの菌ちゃんだけでなく、虫も分解者なのですが腐敗に傾いたのか??とも考えられます。
疑問:虫がたくさんいると、栽培できないんじゃない??
たしかに、ダンゴムシが多いと野菜の根を食害される場合があります。
せっかく楽しみに植えても食べられてしまったら残念ですね。
初めての場合、土がまだ未熟だと虫がやってきますが、土が良い状態になってきたら次第にいなくなるとのこと。
もし、ダンゴムシがいる状態が改善しなければ、もう少し長く置いておく。
植え付け感覚の狭い野菜を選んで植え付けることで、食べられる部分を想定して栽培するなど対策をしましょう!
分解するものが無くなれば、次第にいなくなるんだね!!
長い期間かければ、大丈夫!
あと一か月でどうなるのか楽しみにしよう
3か月経過
3か月たちマルチを剥がしてみると??
不思議なことに、たくさんいたダンゴムシとワラジムシがほぼ見当たりません!!
臭いを嗅いでみると、土の匂いがして腐敗臭はしないので安心しました。
糸状菌は見当たりませんが、3か月しっかりと置いたので大丈夫と判断しました。
きっと目に見えない菌ちゃんがいるはずです(^^♪
栽培開始!どうやるの?
糸状菌でのプランター栽培は、畑の場合と作業工程は同じです。
ポイントは、自然物をよけてグーパンチ!です(^^♪
実際の写真で作業を紹介していくので、参考にしていただければと思います。
自然物をよけて土の底を見つける
自然物をよけたら見える土の底。そこに種や苗を植え付けます。
菌ちゃんが見えたら嬉しいところですが、私のプランターでは見つかりませんでした。
でも、3か月しっかりと時間をおいたので、目に見えない菌ちゃんがいるはずです(^^!
グーパンチ!をして底をしっかりと作る
毛細管現象を起こすためにも、土の底をしっかりと作ることが大事になります。
グーパンチをして、種や苗を植える場所を作りましょう!
\毛細管現象って何??/
細い管状物体(毛細管)の内側の液体が、外部からエネルギーを与えられることなく管の中を移動する物理現象である。
毛細管現象 – Wikipedia
なんかちょっと難しいな~
グーパンチをしっかりすることが大事ってことを守ればいいさ!
できた穴に水を注ぎます
糸状菌の菌ちゃん農法は、水やりをあまりしません。
(真夏の栽培では、たまにする必要がありますが…)
普段は、菌ちゃんが溺れてしまうので植え付け前にしっかりと水を与えます。
苗は通常通り・種は点まきをします
苗を定植する場合は、通常と同じように植え付けをします。
私は、玉ねぎの苗を定植しました▽
もし、種をまく場合は点撒きできるものにしましょう!
上に自然物がのっているので、すじまきするのは向きません。
栽培開始に気を付けるべきことは、栽培適期を守って植え付けをすること
適期からずれていると、生育が悪くなり虫がつきやすくなります。
慌てず、遅れすぎず、いい時期を狙って植え付けをしましょう(^^♪
栽培開始までの作業は、これで終了しました!
定植してから2週間
糸状菌の無肥料農法のプランターに、玉ねぎの苗を定植して2週間がたちました。
その様子がこちらです▽
無事に活着した様子で一安心です。
右側は、生ごみ有機農法の玉ねぎ。左側が糸状菌の無肥料農法の玉ねぎです。
同日に定植したので、どう成長していくのかとても楽しみです!!
まとめ
今回は、糸状菌のプランター栽培で【実際に土はどうなったのか?栽培方法は?虫がわかない?】
特に虫がわかないか。わいても大丈夫なのかが心配。その気になることをまとめました!
\土作り/の結果を簡潔にまとめると…
- 土作りから1~2か月はダンゴムシやワラジムシが大量に発生した
- 虫は分解者であり、初年度の土作りで現れることが多くある
- 土が良くなってきたら虫はいなくなるから大丈夫
- 実際に、3か月すると虫は見当たらなくなった
\栽培開始の工程/
- 自然物をよけてグーパンチをする
- 土の底ができたら水を注ぐ
- 種は点まき。苗は通常の方法で植え付けをする
- 栽培適期を守ることが大事
実際に玉ねぎの苗を定植して、2週間がたちましたが無事に活着した様子です。
プランターでも、低コストでできる無肥料栽培。
ぜひ参考にして一緒にチャレンジしましょう(^^♪
ご覧いただきありがとうございました。
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